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1965年、東京23区内で一番最初に創設された特別養護老人ホームである、なぎさ和楽苑様。特定技能外国人の採用にあたりスタッフプラスをお選びいただきました。

なぎさ和楽苑介護長の佐藤様に外国人スタッフ採用についての考え方や活躍ぶりについてお話を伺いました。

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日本人職員や利用者への影響はありましたか?

佐藤様:国を離れて違う国で働くという点でエネルギー量の違いをすごく感じますね。高齢者の方が、体や気持ちが弱くなりつつあるところにエネルギーのある方が来てくれると、自然と笑顔をもらえるようになり、みんなが元気になります。職員に対しては頑張りを見て、自分たちも頑張らないと、と思うことが多く、良い影響を与えていると思います。

 

佐藤様:外国人を受け入れる際には今いる職員への説明は非常に大事です。言葉が通じない、入居者とコミュニケーションが取れない、という誤解をしてしまいがちです。

ですが、実際には入居者にとても評判が良かったり、ご家族からも「あの子はとても元気な挨拶ですね」という声をいただくことが多く高い評価を頂いています。

 

特定技能外国人の採用に対する不安はありましたか?

佐藤様:不安がないと言ったら嘘になるんですけれども、当苑も長いこと施設運営を行ってきましたので、ある程度の教育システムはできていました。その中で言葉の壁を上手く乗り越えられれば、しっかり特定技能外国人を育てることには自信がありました。



国内の転職組・外国人を採用しない理由は何ですか?

佐藤様:即戦力という観点では、日本語の能力や介護の技術に関して経験者の方が優れています。しかし、「優秀な人材」を育てる、という観点ではその限りではないと考えています。例えば、就業している施設によって育て方や文化が異なりますから、このギャップを超えることはなかなか難しい。なので、海外から初めて日本に来た方で、まだ経験がない方のほうが、指導について色々素直に吸収してくれる、というのが実際にはあります。もちろん、時間をかけて育成していくという覚悟は必要です。

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日本語学習など育成で工夫されている点はありますか?

佐藤様:日本語学習をマンツーマンでやっていた時期もありましたが、本人のやる気がないと続かなかったりで、あまり上達しませんでした。色々考えた結果、やり方を一気に変えて「日常の会話を増やす」ということを徹底し、日常会話の中で日本語に慣れてもらう事を徹底しました。入浴や食事、排泄などの研修においては、フリガナはふらない、分からなかったら後で聞いてね、というスタンスにして、日本語に慣れてもらうことを優先しました。その代わり、しっかりフォローはする。結果、日本語もうまくなりましたし、教える側のストレスも減ったので、とても良かったです。

 

ユニットケアは人材育成が難しいのではないでしょうか?

佐藤様:ユニット型ケアのため、基本的に1名のスタッフで10名の入居者を見る形になりますから、見習いが終わって独立してしまうと、サポートがしにくくなってしまうという点があります。そのため、見習いにつく前からOJTをきっちり行い、入居者に触れたり、職員の動きを客観的に見ることができるようになってから、見習いとして現場に入るようにしています。

 

どういった教育体制でサポートしていますか?

佐藤様:当苑では色々な気付きを得てもらう為に、多くの先輩職員に見習いとしてついてもらい、実務的なケアを勉強してもらっています。そしてその中の1人にチューターとして何でも相談できる先輩としてついてもらう2段構えの教育体制としています。

チューターはなるべく若い職員に担当してもらいます。スタッフ育成を経験してもらうことと、新人の時の苦労をわりと直近で経験しているので、つまづく点や苦労する点を一番わかっている存在だからです。

佐藤様:外国籍の職員が何を求めているのかを知りたくて、外国籍の職員全員を集めて座談会をやりました。そんな中で出てきたのは、介護記録を画面で文章で見て理解はできるものの、もう一度口頭で確認をして「なぜこうなったのか」ということを付け加えてほしい。そうすればより理解が深まる、ということを外国籍の職員から提案してもらいました。

伝わってると思うだけでなく、自分たちができる「ひと手間」をかけることで安心して働くことができるんじゃないかと思います。

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先輩社員

教えた業務を覚えるのが早く、見習いの期間内でもほぼ1人で対応できるスピードで成長しています。入社してから4か月で早番は1人でできており、助かっています。難しい専門用語が出てきたときなど、どのように伝えたら良いか悩むことがあります。先輩、上司、ナースに詳しく教えてもらったうえでレクチャーするようにしています。

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スーさん

ミャンマー出身です。今は早番と遅番のシフトを担当しています。早番では朝5時から起きて準備をし、利用者の世話から食事介助、入浴介助、排せつ介助などを行っています。

早く仕事を覚えるためにメモをいっぱい取って、利用者一人一人の特徴を整理して覚えるように心がけています。介護福祉士を目指して勉強をしています。

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人員が足りていない現場に「右も左もわからない外国人スタッフ」を採用するのはリスクしかないという声もあるが、どう解決してきましたか?

佐藤様:なかなか難しいことを言いますね(笑)

これは、個人の感想ですが、起きることとしては「日本語がなかなか伝わらない」という事なのだと思います。技術的なことは見て覚えるし、やって覚えるんです。もし日本語が未熟なのであれば、10個の業務があるとしたら、今すぐできる1~5までの業務はお願いして、それ以降の業務は日本語が習得できたらステップアップしていく、という形が良いと思います。それぞれのステップにあった育成体制さえできれば、やはりすごく活躍できるエネルギーがあります。

 

スタッフプラスを選んでよかったと思う点はありますか?

佐藤様:スタッフプラスさんはサポートがしっかりしていて、本人たちがなかなか職場で言えないことや、プライベートな相談とかも出来る体制なのが良い点です。施設だけでなく登録支援機関も含めて一緒に育成していければ、もう何も恐れることはないし受け入れた方がメリットは大きいのではないかと思っています。

職場では私たちがサポートできますが、家に帰った後1人になったときに色々なところに相談できる、話せる環境であることは大事だと思います。

佐藤様:入職時に懇親会をやって顔合わせの場を作って頂けるというのがすごく良くて、重要だと思います。仕事が始まってしまうとリラックスしてお話する機会が少ないですから、緊張が解けた中でプライベートな部分まで含めて話せると信頼関係につながると思います。勤務初日はやはり皆さん緊張されますが、一度一緒にご飯を食べた人がいるとリラックスして業務に入れますし、教えたいことが10ある中で緊張で2しか覚えられないこともあるけど、緊張感が和らぐとその2が3にも4にも5にもなるのでここは本当に大事です。


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【法人プロフィール】

社会福祉法人東京栄和会

設立:1980年9月

従業員数:421名(3施設全体)

事業所:

・特別養護老人ホーム なぎさ和楽苑

・特別養護老人ホーム うらやす和楽苑

・麹町地域包括支援センター

【話者プロフィール】

なぎさ和楽苑 介護長 佐藤 様

介護福祉士、介護支援専門員

趣味はドラマ鑑賞、メダカの飼育、散歩


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