迫る介護職の人材不足へむけて、特定技能人材を早期に活用
課題
- 将来的な介護職不足による採用難を危惧
- 安定的なサービス提供体制を継続していくことが困難に
効果
- 特定技能介護職でインドネシア人2名の採用に成功
- 若手人材が加わることで組織にも活気が生まれる
株式会社グッドライフは茨城県桜川市でグループホーム、デイサービス、居宅介護支援事務所を運営する法人です。創業以来、「地域社会と共に」という経営理念のもと地域に密着した介護サービスを提供してきました。将来的な介護職の不足と採用難を課題と感じており、スタッフプラス特定技能・外国人採用サービスを利用してインドネシア人介護職2名の採用を進めました。今回は、外国人介護職の採用経緯や配置後の変化について、代表取締役の山田さんにお話を伺いました。
特定技能制度についての丁寧な説明と介護の教育を受けた人材が決め手に
─外国人介護職の採用を進めた背景について教えてください。
山田さん:グッドライフのある茨城県西部は比較的に求人倍率が高く、法人内では介護職員の定着率が課題となっていました。2040年には約69万人が不足すると言われる人材難を迎える中で、必ず外国人の雇用が必要になると考えました。早期に採用ノウハウや経験を蓄積して10年後も安定的なサービス体制を作っていくために今の段階で採用を進めることにしました。
─弊社の採用と同時期に別の登録支援機関からも2名を採用したと伺いました。
山田さん:はい、同時期に特定技能制度で日本国内のネパール人2人採用しました。国内の人材のためビザが早く下りて就業を開始したのですが、介護業務への理解度が低いなど課題があり現在では2名とも退職しています。また、受け入れが初めてだったこともありますが、登録支援機関からのサポートが十分ではなく受け入れ時に苦労しましたね。
─スタッフプラス特定技能・外国人採用サービス導入の決め手は何でしょうか?
山田さん:複数社を比較したなかでも、スタッフプラスは特定技能制度や提供するサービスの内容説明や、面接・採用へ至る経緯を明確に説明いただきました。セミナーの内容もかなり詳細で納得感を持ってサービスを利用する判断ができました。介護職としての適性が高く、介護の教育を受けたインドネシア人を紹介可能というところもポイントでした。
実際にスタッフプラスから紹介していていただいたインドネシア人2名は、性格もよく日本語能力もあって介護のスキルも問題なく覚えていっています。
貴重な若手人材が加わることで組織内に活気が生まれました
─受け入れに向けての準備はいかがでしたか?
山田さん:既存のスタッフに向けて、特定技能介護の制度説明やインドネシアの特徴や採用したスタッフの特徴を伝えるようにしました。また、行政手続きや日常生活に必要な準備を行いました。ビザ申請のサポート、住民票の異動手続き、受け入れ後のゴミ出しの説明はスタッフプラスに対応していただきました。部屋探しは探すタイミングもあり難しかったですが、ちょうどいい場所と価格の部屋を見つけることができました。
山田さん:別の登録支援機関では、面接から内定者と初めて話すのが入職日といった形で、内定者も不安な様子でした。ビザの申請の対応サポートも弱かったですね。
それと比べてスタッフプラスでは入職前に採用した方2名と定期的なコミュニケーションの機会の場を用意していただいたことが良かったです。勉強している内容や好きなことなど、私たちも人柄や勉強の進捗を確認できるので安心して受け入れることができました。
─受け入れ後に良かったと感じたことは?
山田さん:地域性や法人固有の事情もありますがスタッフの平均年齢が高いので、特定技能で来日する20代の若いスタッフが加わることで組織内が明るくなり活気が出てきました。地方の中小企業だと新卒の第一選択にならないことが多いと思います。そのため経験者の中途採用が中心の当社では若い人材の採用機会は貴重です。
また受け入れ後、外国人スタッフに業務を教えるために業務内容や伝達方法を見直しました。外国人スタッフに限らず効率よく伝えるという点で整理されたことが良かったです。
教育プログラムを継続して実施、言語・介護スキルが成長中
─文化の違いの懸念について実際のところいかがでしたか?
山田さん:受け入れ前は、宗教や食べ物について特別な配慮が必要か心配していました。もちろん彼らの宗教を尊重することは大事ですが、実際に受け入れてみて、そこまで考えすぎることは必要ありませんでしたね。お祈りをするですとか、衣服、所作などの違いはありますが調整は難しくありません。業務においては料理の味見ができないといった細かい点を除いて問題はありませんでした。利用者さんからも外国人であるという理由でのネガティブな反応は多くありませんでした。
─採用した2名の仕事ぶりはいかがですか?
山田さん:遅刻や欠勤もなく、とても明るく利用者さんと接していています。本人たちも楽しんで仕事をしている様子だと思います。日本語も大変だと思いますが、勉強を進めていて利用者さんやスタッフとの会話も100%完璧とはいきませんがかなり通じています。来日前の日本語のレベルで言えば「N4」ですが、受け入れ後5ヶ月の今ではもっと上のレベルにあると感じています。iPadに介護記録を書く業務では、漢字も使用して普通に打ち込んでいて素晴らしいですね。
─ 「分かりました」と言って理解していないケースがありますか?
山田さん:外国人スタッフでは、そういった傾向があるそうですが、スタッフプラスではしっかり教育しているとのことで、トラブルはありません。退職してしまったネパール出身の方はその傾向がありましたね。
─日本語学習・資格のサポートはいかがですか?
山田さん:スタッフプラスが提供している教育プログラムを利用していて、終業後に定期的にカリキュラムを進めています。どの部分がプログラムの影響かは切り分けできませんが、5ヶ月経って、社内での業務や研修での成長と合わせて、言語面でも介護の面でも成長が見られます。認知症の利用者さんに対して、どのように対応していくと良いかといった対人コミュニケーションスキルも成長していると感じます。
特定技能介護職の質が高いことが重要
─ 特定技能を検討している介護事業者へ向けておすすめのポイントを教えてください。
山田さん:受け入れ準備や費用などの問題がありますが、特定技能介護職の質が高いことは最も重要なことだと思います。スタッフプラスは介護、介護に関する日本語についてしっかり教育を受けた人材を紹介して、サポートも手厚いので納得感がありました。
採用費が安すぎるところはサポート面のサービスが練られていないことが多いと感じます。採用する特定技能外国人の資質だけに頼っているとスキルのバラツキが高くギャンブルになってしまいます。特定技能外国人の教育から採用、定着までサポートが手厚いところにお願いすることで導入が進めやすくなると思います。
外国人スタッフを初めて雇用する際には不安に思うことも多いです。その中で伴走して採用の課題を解消してくれるパートナーとしてスタッフプラスさんを選んだのだと思います。
─引き続きスタッフプラスがご支援できるよう改善を進めてまいります。本日は貴重なお話をありがとうございました!
株式会社グッドライフ
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